何故、そのツールを採用するのか
Kintone(キントーン)や楽楽販売、AppSheet、PowerAppsなどいろいろなツールがありますが、これらのツールを使って複雑な業務を実装しようと四苦八苦する企業があると聞きます。
そもそもノーコード・ローコードは複雑な業務プロセスを実装できるほどの高い柔軟性を目指したツールではないので場合によってはアクロバチックな処理やデータ量や速度に制約ができるような実装になる可能性もあります。
ノーコード・ローコードツールの特徴
ノーコード・ローコードツールは単純な業務プロセスを実装するのが得意です。
この条件下であればプログラマでなくてもウェブアプリや業務システムを開発し運用することができると思いますが複雑な処理は不得意なんです。
ノーコード・ローコードツール適用の目的
自社でウェブアプリが作れる、システム開発のタイムラグが低減できる、自社で賄うので安価に実現できる、などのメリットはあると思いますが目的を見失わないためにも「何故、そのツールを採用するのか」目的を明確にして自社のガイドラインを作ることをお勧めします。
最も効果的を適用するには、複雑な業務プロセスを単純なプロセスに変更することが重要です。業務プロセスを変更せずに複雑なままの業務プロセスを実装するのは本末転倒です。
あまり解説されていないノーコード・ローコードツールの本当のメリット
実装に制約のあるノーコード・ローコードツールを適用する最大のメリットは業務プロセスがシンプルであることを強いるため、否応なしに業務プロセスが単純になるというところでしょうか。
社会環境の変化に迅速に適応できる柔軟なシステムを構築することが目的の筈なのでノーコード・ローコードツールを適用している企業様、導入を検討している企業様は今一度、目的を思い出して自社にとって後悔のないシステム投資を!