背景
コロナ禍を体験してデスクワークや営業、打合せなどをオンラインで行う機会が増えてきました。
社会環境に強制される形であったとはいえ、今までとは異なる不便さを感じながらも曲がりなりにもリモートで出来る業務と出来ない業務の区別を付ける結果となりました。
リモートワークのメリット
移動時間は価値を生み出すことがないので短縮することで節約できた時間で次の仕事に取り組んだり、提案内容を練ったり、と付加価値を最大化するために費やすことが出来るようになりました。
良いことずくめのように感じられるリモートワークですが当然デメリットもあります。
リモートワークのデメリット
- カメラに映らない情報が欠落する
- 用件に入る前、終わった後の世間話の欠如
- わざわざ来てくれた、会いに行った、という移動に対する手間や移動時間を費やしたことに対する謝意の減少
伝わりやすさ
コミュニケーション手段を伝わりやすさ順番に並べてみました。
- 直接会って話す
- オンラインミーティングで話す
- 電話で話す
- チャットで話す
- メールで話す
お互いの知識や体験の共有、言葉の定義や価値観への理解などの条件が成立していればメールでも十分に意思の疎通は出来ますが、間違いや勘違いが生じやすい場合はお互いの認識の相違を容易に訂正できる手段が好ましいです。例えばメールよりもチャットや電話の方がよりお互いに理解しやすいです。
関係性が出来ていない状態での言葉が詰まるような場面や答えにくい質問などの場合は相手の表情が読み取れる方が良いので電話よりもオンラインミーティングの方が良いのかなと思います。
見落としがちなのがカメラに映ることが少ない手や足の動きも大事ですね。
コミュニケーション再考
コミュニケーション手段は大きく分けて2つあると考えています。
一つは直接会って話したりオンラインミーティングや電話のように相手と同じ時間を共有するもの、もう一つはチャットやメールのように伝える側受け取る側の時間が食い違っても差し支えのないものです。
同じ時間を共有するメリットは、上手く伝わらないときに訂正が出来たり、上手く理解できないときに質問してたりすることが出来るため、背景や価値観などが分からないときにでも対話によって溝を埋めることが比較的容易な点です。
デメリットは同じ時間の共有、言い換えれば相手に同じ時間を確保することを求めてしまうという点があります。
一方、チャットやメールのように同じ時間を共有しない手段のメリットは、自分の都合の良い時間に伝える、受け取る、ことが出来る点です。
デメリットは、伝えようとすることが理解できないときや疑問が生じたときに解消するまでに時間がかかってしまうことです。業界が異なったり、商習慣が異なったり、立場が異なったり、世代間ギャップがあったりした場合に顕著になります。
まとめ
どのコミュニケーション手段にもメリットとデメリットがあるので、効率が良く円滑に意思疎通するために相手や用途に応じて使い分けることが重要ですね。
使い慣れたコミュニケーション手段を無意識に使ってしまいがちですが意識して手段を選ぶことでお互いの時間を節約しながら効率良く円滑な意思疎通が行えるようになると思います。
私も何故その手段を使うのか?自問する癖を付けようと思います。