アイスキャンディ

価値の再発見

先日、あるケーキ屋さんでこんなアイスキャンディを見つけました。

アイスキャンディ
アイスキャンディ

1つ500円前後の価格帯です。
ガリガリ君は80円程度ですから6倍近い価格差があります。

最初見たときの感想は「高い」でした。
けれども、これだけの品揃えがあるということはある程度の売れ行きの目処がたっているからだろうと考えました。
何度か挑戦した結果これだけの品揃えになったんだろうと。

このアイスコーナーはレジに向かって左手に設置してあります。
あくまで私の想像ですが、

子供を連れて帰省した親子が子供にせがまれてケーキ屋に来た。
ケーキを選び精算をしている最中、子供がアイスキャンディのコーナーに釘付け
「これ買って」という子供、それを制する親、そしてお爺さんが「どれが欲しい?」

500円で孫の笑顔が見られるならば決して高くない!
このアイスキャンディは孫の笑顔を見たいお爺さんお婆さん向けの商品なんじゃないかな。

提供している価値は「アイスキャンディ本体」+「孫の笑顔が見られる可能性」なのかなと思いました。

アイスキャンディを買うという行動の背景には様々なストーリーがあってそのストーリーに基づいた商品開発や販売方法などがあるのだと思います。
前述の通り、お爺さんお婆さんに買って貰うことを想定した商品なのだとしたら、孫と一緒に来店することを促進するようなキャンペーンやイベントも出来そうです。

顧客は何にお金を払っているのか?
どのような価値を求めているのか?
顧客にとっての価値とは何か?
を再発見することで価値の伝え方や価格の決め方も違ってきます。

顧客にとっての価値を再発見するワークショップ(MQ会計で言うところのPアップ)を開催してみようかな。